おしらせ

保育の広場

1989年(平成1年)8月 園長まめ 保育の広場 

◎「久しぶりに部屋で、シートを敷いて、お弁当を 食べてたひよこ組です。皆で、わりと静かに黙 々と食べていたが、突然、S君が立 ち上がり、おはしをマイクの様に口にあて!! 

♪さがしもの はなんですかぁ~みつけにくいものですかぁ~♪

と 「夢の中へ」を歌い始めた。

おしりを振りながら、まるで 一流歌手の気分!結局1コーラス、歌詞もしっかり覚えて いて見事に歌う。それから10分間位、S君のコンサ ートで組は盛り上がった。」6/20(火)ひよこ組(ころりん 村幼児園、日々のスナップ集より)

◎剣を作る紙(新聞広告紙で、いろいろのものを作る) が、外に2枚落ちていました。外に遊びに出ようとして 見つけたA君!ひろってきて

「先生! 紙が泣いていたからひろってきた!!」

と言って片づけてくれました。

 6/27 はと組(ころりん村幼児園、日々のスナップ集より)

毎日、意想外のドラマが展開されます。でも、ころりん 村は、決して温室ではありません。特別栽培のビ ニールハウスではありません。無菌の動物飼育場ではありません。

 ヤゴちゃんの世界は厳しいです。

その中で「生活」 を「生活」で「生活」へと一人の脱皮を重ねて行くの です。

平成元年度の「ころりん村」の第1保育期も終わ りました。

私たちは111名の「ころりん村」のヤゴちゃん一人一人 が、夫々の体験を通して、一まわりも、二まわりも、大きくなった!と受けとめているのです。

これから長い夏休みに入ります。 

今年から、幼稚園生活に入ったヤゴちゃんも、第1保育期 の集団生活が彼を、彼女を変えていると信じます。

 家庭(家族)の池とちがった「ころりん村」の池を知 った彼が、彼女が、この夏休みに、(家庭)の他に帰 ってどんな生活ぶりを見せてくれるのか、楽しみであり、気にかかるところでもあります。

でも、私たちは信じ、期待して います。

そこには、人生を生きぬいている(サバイバル)大ヤゴ (保護者)が控えているのですから・・・・。

私たちは、 むしろ、よいリーダーのもと、家庭の池で、英気を養ったヤ ゴちゃんたちとの、九月(第2保育期)の再会を楽しみに待つことにします。

呉々も交通事故、その他に、あわれないよう、あわせないよう、そして九月には、全員元気な 姿で、第2保育期に入ってくれるよう祈っています。 

ころりん村幼児園 H1718 園長 細谷勇太郎

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