おしらせ

保育の広場

保育の広場 〜きじ(年長)組〜 7月

暑い日が続いていますが、いよいよ来週は熱〜いお泊り会がやってきます!

ドキドキ、ワクワク、そわそわ、いろんな思いを胸に子どもたちは”今”を生きていますね!

中には「明日お泊り会が良い!!そうじゃなきゃ明日は来ない!!」と言い続けている子も(といつつ、毎日ちゃんと来てくれています(笑))。

でも大丈夫!!あと7回寝たらお泊り会だよ〜!みんな〜!

 

<自転車チャレンジ>

いや〜、子どもたちのパワーってすごいですね!

自転車に乗れる子3人だったクラスが、今やみ〜んな乗れるようになりました!

そしてその姿を見て、はと(年中)組でも乗れるようになった子が5人も!

子どもの先生は”子ども”なのかもしれないですね。

この一年、特にはとさんはきじ(年長)組の背中を見て憧れ、かっこよさ、色んなものをきゅうしてくれるんじゃないでしょうか。

きっと昔の子ども社会の中では機能していた”子ども同士の学び” ”子ども同士の育ち合い” そうゆう文化が、ころりんでは未だに生きているんですね!

きじさん、今週は坂道の練習をしにあきる台公園に行ったり部屋の中でも坂道を作ってブレーキの練習をしたり。

森林公園と一緒の18インチの自転車にチャレンジしたり。

今ではもう”自転車すごろく”の紙がなくても、”自転車に乗る楽しさ”に目覚めたようでして、風を切って進む毎日です。

中には水着を着てゴーグルをつけて颯爽と走っている子も(笑)

<Tシャツ作り>

今年は草木染めでチームごとにTシャツを作りました〜!

キウイ、桑の葉、びわの葉で染めたTシャツ、とってもかわいいですよ〜!

子どもたちが、どの植物で、どんな色に染めたいのか考えてくれました。

きまると子どもたちはカッパを着て園庭へダッシュ!!

キウイチームはテーブルの上に椅子を乗せ、高い所の葉っぱも自分たちでチョキチョキ、チョキチョキ。

大人が脚立を持って、上の枝ごと切って渡すと、

「ありがとう!!ったく!それにしてもみなみ(きじ担任)は使えねぇな〜!こうゆうのが欲しかったんだよ!!」

え…(笑)そんな言い方しなくても(笑)

ただの僕との身長の問題じゃ…

でも、大人のことを子ども同士でぐちりながら盛り上がれる!

そんなたくましさ、子ども同士の結束、大事ですね〜!(笑)

一方、桑の葉チームは….

「げんき〜!AちゃんとBちゃんがさっきから”ハサミをきれいにする修行する”って言って、全然手伝ってくれないんだよぉ〜」とCちゃん。

見るとジャングルジムから滴り落ちる水滴にハサミを当て、たしかに修行中の2人の姿が!

あ、でも言われた事をただするんじゃなくて、途中で遊びに変えつつ楽しんじゃう!やっぱ子どもって..天才?

上手に抜け道探してマイペース。それも大切だもんね!!

Cちゃんはみなみちゃんが手伝ってくれました〜!!

 

そして、びわの葉チーム。

こちら、実はけやきの枝葉も切ってくれていたんです。

なぜなら、求めているのが”ピンク色”。

色にこだわって情報を探し、桜→けやき→びわ、とたどり着きました。

女の子だけのチームというのもあって、おしゃれには気合入れたいもんね!頑張りました!

準備は整い、いざTシャツを染めてみると〜….

「わぁ!!きれい〜!!」

「黄色だ!」

「見て!カッコ良い模様ができてる!」(ビー玉を輪ゴムでとめて模様つけもしてました)という声が次々と、くわ・キウイチームから上がります。

しかしこの時、大人はびわチームに危機感を抱いていたのです。

う…うすい…。

ピンク、というより…ほんのり黄色?

あ…子ども達がっかりしちゃうかな…(汗)

そんな中、子どもたちから聞こえてきた声は….

「かっわいい〜♡」

という明るい声でした。

思いました。あ、子どもってすげえ。

変化も過程も楽しんでる。

もう、次の自分がいる。

過去にとらわれてない。

“今”を生きてる!!

…草木染めを通じて見えた子どもの姿、めちゃめちゃポジティブでした!!

え?生きるの上手くない!?

だって、仲間と助け合い、ぐちりあい、寄り道して仕事の中に楽しさを見つけ、思い通りの結果じゃなくても”結果オーライ”!!いいじゃ〜ん!

子どもたち、生きる力、育てますなんて言わなくても、もう元々”生きる力”そのものです!めちゃくちゃ前向きです!すごい!!

…最近つくづく思うのは、どうかこういった子どもたちの輝きを、個性を、そのまんま伸ばしてあげられる学校に、社会になってほしいということです。

別にころりんが特別に個性的・独創的な保育をしているんじゃないんです。

子どもが、個性的・独創的なんです!

感じ方も、考え方も、その子の持つオリジナリティを大事にしているだけなんです。

子どもは心に自由を持っています。

大人はその自由にちょっと触れさせてもらうことで、今まで身につけてきた常識と言う名の枠をちょっとだけ外す事ができたりします。

自分の常識が崩されるのは少し怖かったりしますが、大丈夫です!

僕も日々崩されています(笑)

だって、なんで子どもってあんなに意思があるんだろう。

やりたいことがたくさん出てくるんだろう。

みんな芸術家のような個性の持ち主なので、こちらが揺らぐのは当たり前ですかね!?

毎日が子どもと創る日々です。

きじさん、他にもチーム決め、リーダー決め、看板作り、自転車免許試験と、盛りだくさんの毎日をすごしております。

その中から聞こえてくる、「あ〜!きじってサイコー!」「きじになってよかった人、手あ〜げて〜!?」「は〜い!!」というみんなののノリノリな姿に、みなみちゃんとほっこりしているこの頃です。

それにしても日々子どもたちが元気すぎて、みなみちゃんが思わず一言

「え、きじさん、ギャング期が今来てないですか!?」

ほ〜んとだね〜!僕も思わず同意。

不安がっていた子も、そこを通り越してギャングな感じになっていたり、なんだか大人の話をぜ〜んぜん聞かなかったり(笑)

あれ?大人を乗り越えようとしてる?お泊り会前の揺れ?

ん〜…あっ!でも行きつ戻りつが子どもの成長の仕方。

大丈夫、大丈夫!

お家で揺れていましたら、思い切り寄り添ってあげてくださいませ。

でも、お泊り会から帰って来た子どもたちの顔はきっと見違えますよ〜!

たっくさんお話聴いてあげてくださいね!よしっ!きじさん!

お泊り会、最っ高な2日間にしようね!

思いっきり楽しもう!!エイ、エイ、オー!!

 

げんき (きじ(年長)組担任)

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