おしらせ

保育の広場

5月の園便り

令和3年度のころりんが始まって早くも2週間が経とうとしています。
ブランコをして「みて!”て”がつかれた〜!っていってるよ!」とかわいい2つの手を見せてくれたひよこ組のAくん。園庭に飛んできたトンボを追いかけて、ぱっ!と、手で捕まえた時のはと組のBちゃんの喜びよう。おもちゃを貸してくれたりあそびに入れてくれたり、とっても優しくしてくれるきじさん。(あ、でもきじさんでもひよこちゃんにブランコをゆずってもらっている子もいたりして..(笑)そうそう、それでいいんだよ!あんまり無理しないでね〜(^^ゞ)みんな少しずつ色々な姿を見せてくれています!

園生活の中では、ドキドキしたり、わくわくしたり、時にはさみしかったり、悲しくって泣いちゃう時ももちろんあります。
でも、いいんだよ。ころりんでは泣いたっていいんだよ。
ある時そんな言葉を、けんかして泣いていた子に伝えたことがありました。すると涙を拭いながら、その子からこんな言葉が返ってきたんです。

「うん!!でも、ころりんはいつも笑ってたっていいんだよ!!」

曇りのないその言葉と表情に、なにか大切なことを教えられた気がしました。本当は、いつも楽しさでいっぱいで過ごしたいんだよね。本当は、友達とけんかなんかしたくないんだよね。だけど、、、ゆずれない気持ちと気持ちがぶつかる時があるんだよね。

「けんかって、ともだちだからできるんだぜ」
と言ったお子さんがいたそうです。

”けんか”という”コミュニケーション”は、相手の本気の思いに気が付けるとってもよいチャンスでもあります。見えない絆が深まったり、ぶつかっても仲直り出来るんだと、体験できる機会でもあるんです。ひよこちゃんでは物の取り合いだったり、はとさんだと上手く言葉では伝えられない気持ちのぶつかりあいだったり、きじさんではプライドをかけた闘いだったりするかもしれません。そんな、幼児期の”今”だからこそ出来る体験をころりんでは大切に見守り、大人では教えられない子ども同士での学びを守っていきたいと思っています。
ですので、”けんかをした”というお話を聴いたら、どきっとするかもしれませんが、一方で”けんかできたんだ!すごい!”という喜びも感じていただけたら幸いです!本当に、どちらが悪いということはありませんので〜!うんうん、とお子さんの話を聴いてあげて下さいませm(_ _)m

話は変わりますが、5月の連休明けには親子遠足があります。新緑の中を親子で歩いていく体験はきっと子どもにとっても、保護者の皆様にとっても良い思い出となる事と思います。耳を澄ませば鳥の鳴き声が聞こえ、目をこらすとふとした所に、小さな虫たちの広い世界が広がっていることが見つけられると思います。ぜひこの季節の自然の豊かさを味わってみて下さいね!
最後に、先日父母会でもご紹介させていただきました、元 愛育養護学校長・お茶の水女子大名誉教授 津守眞先生の言葉を掲載させていただきます。ころりんでも大切にしているのは、「こどもを信じること」です!

「信じること 望むこと 愛すること」

信じられないようなときに、疑わずに信じるのが、信じること。
悪条件がたくさんあっても。しるしを求めずに。
望むことができないようなときに、希望をもつこと。
子どもの保育を文化に結びつける仕事を。
愛することができないようなときに、愛すること。
他者の世界に関心をもつことはどんなときにでもできる。
この世の中は私が良いと思うように動くわけではない。
保育の現場も矛盾に満ちている。
私はその中にあって、生きつつ学ぶ。

〜「保育者の地平」より〜

ころりん村幼児園
副園長 田村 玄記

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